FC2ブログ
駅周辺開発に厚みを加える議論を!
Date:2009-03-26(Thr)

昨日、市役所の人事が公表された。多田副市長、池田市立病院院長病院、6人の部長・事務局長、金田健康管理センター所長をはじめ58名の方々が定年等により市の職を退かれる。これまでのご活躍に敬意を表し、厚くお礼を申し上げたい。親身になってご相談などに応じてくれた方も多く、改めて感謝申し上げたい。10年もすると、お一人お一人のお顔が浮かび、感慨深いものがある。

一昨日、昨日の福井新聞を眺めると、下落、マイナス、減少などの数字が並ぶ中、唯一、高い上昇率を示したのは、WBCの日韓決戦の視聴率が目立った。国土交通省の公示地価の全国平均は商業地、住宅地とも3年ぶりのマイナス。敦賀市内の公示価格も福井市に引きずられるように下落が続いている。JR直流効果もその便利さは市民に浸透し始めたが、小浜線乗り換えなど観光客の新たな動きもみられる。その小浜市の公示価格下落は福井県内でも大きい。人口減少、公示価格の下落と数字は正直だ。

一方で、今回の下落の大きさで目についたには、名古屋圏の下落。自動車、電機などの製造業が支えてきた「元気なナゴヤ」の凋落ぶりが目立った。一喜一憂することでもないが、ある不動産屋さんに聞くと「今後、経済回復期が訪れても敦賀市は土地が上がることは難しい」と語り、「唯一あるとすれば駅前は目が離せない」とのこと。

まちづくりの進展などで「エリヤ格差が土地価格に表れてくる」と指摘する。本来、土地区画整理とはそのようなものだが、駅西開発に税金を投入しているだけに、目が離せないことは確かだ。ここ数年、民間の動きも速い。ホテル、飲食店など敦賀市で唯一、活発に動いているところである。

土地を有効活用し、いかにまちづくりをするか。今回の市役所人事の主な特徴の第一番に「エネルギー研究開発拠点化計画の実質的協議を市長特命事項として積極的に推進するため。企画政策部に特任部長を配置する」とある。議会の市長答弁でも連携大学、研究所の「有力地」と何度も語り、その動きが加速化しているのも事実だ。

関係する機関が、福井大学、原子力開発機構と、しっかりとしたところだけに、その期待も大きい。従来の発想であれば、商業地の誘致となるが、あえて研究、教育機関という発想、着眼は注目に値する。ただ、原子力の研究や教育で地方では駅前という発想はこれまでなかった。修士や博士課程の学生は、時間の大半を実験室で過ごす。パソコンや教室だけではその役割を十分に果たすとは考えにくい。ハコモノ発想が先行するとすれば、将来のとん挫は目に見えている。

いずれにしても、今回の土地区画整理、道路整備により、プラザ萬象、総合福祉センターとも近くなり、ぽっぽの福祉施設、民間のマンション、ハローワーク、ホテル、従来の商業地域など雑多な集合体が駅周辺に出来上がる。

社会インフラ整備とさまざまなアプローチでどうまちづくりの青写真を描くか、不況の今こそ地道に計画を進め、厚みを増していく議論が必要にも思う。

人口減少社会で限界集落が論じられる現在、敦賀市には、これまでなかったターミナルという発想も重要だ。交通機関の集合地、タクシー、バスの集合地、その上に市役所機能も移転するなど、小さい意味での遷都的な発想も重要ではないか。集積地と各地域を放射的に結ぶ発想だ。まとめられるものはまとめ、地域の拠点をそれぞれにつくる。長期的な公共工事と息の長い民間活力の引き出しだ。福井市の教訓と違った発想が、駅周辺の発展に大きな差となるのではないかとも考える。
スポンサーサイト



【2009/03/26】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |