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重要なことは、焦らずに、対話しながら取り組む姿勢が大事だ。
Date:2009-04-16(Thr)

・・・・・・重要な二つの教訓・・・・・・・

昨日は、海難事故史上、最大の英国の豪華客船タイタニック号が沈没した日。氷山に接触しての大事故だ。97年前の4月14日深夜から15日未明にかけてのこと。不思議と覚えている。1500人以上の死者を出し、その原因は、人為的な面も大きいが、船の構造的な面も多い。大学の講義でその構造上欠陥を教授が語る反面、逆に「当時の売り込みは『絶対に沈まない客船』だった。それほど、構造的にも仕切り区画多く、安全にも十分配慮されていた。」と力説していた。それでも沈んだ。

ソ連のチェルノブイリ原子力発電所の大事故は、86年4月26日に発生。これも人為的な要因と構造上の欠陥が複合要因的に重なり大事故になった。ところが、この原子力発電所もソ連の科学者らしい設計が随所にみられ、安全にも相当気を使っていた。但し、構造的な欠陥は日本や世界の原発と違うが、いずれにしても、技術は過信してはならないし、運転も過信してはならない重要な教訓だ。

・・・・・新潟県の対応は意外だったが・・・・・

07年の新潟県中越沖地震で被災、運転停止中の東京電力柏崎刈羽原子力発電所7号機の運転再開に関し、泉田知事と地元の柏崎市長、刈羽村長が話し合った。知事は態度を明らかにせず、判断を先送りした。知事は今月7日、「安全性はおおむね確保されている」と述べ、運転再開を認める姿勢と受け取られた。国は既に東電の再起動計画を妥当とし、市長、村長も容認方針を示していた。三者会談で地元了解がそろい、運転再開が決まるとみられていただけに意外な結果だった。

知事は7日、原子力発電所について「この世で造ったもので完全なものは存在しない」などとも発言している。地震に対する安全性に確信が持てず、議会の意向確認など環境整備も十分でないということなのだろう。

・・・・・・白書が語ることは、大事なことは粘り強く、焦らずだ。・・・・・・

各紙の社説で取り上げられた07,08年版原子力安全白書を読んで、くみ取れる日本の原子力の課題は、もんじゅの運転再開先送りのほか、原子力発電所稼働率の低迷、耐震安全性の確認、青森県六ケ所村で建設中の再処理工場の完成遅れ―などだ。白書は「地震は自然現象で、全容は把握できていない。自然現象に謙虚に学び、常に最新の知見を安全確保に反映すべき」と強調している。

安全白書の前に、08年版原子力白書も稼働率低迷などを踏まえ、「原子力が社会の期待に十分応えていない」とした。稼働率は07年度で60.7%にとどまる。大きな要因が柏崎刈羽原子力発電所の停止だ。白書は耐震安全性を確認し、効率的な運転をすべきと訴えている。

また、白書は、昨年は国際会議などを通じ、原子力が地球温暖化防止に役立つとの認識が広まった年とした。資源も持たない国、日本として、粘り強く地道に克服するしかない。もんじゅの再開時期が4月上旬に伝えられるはずが延期された。重要なプロジェクトだけに焦らず、判断を待つ姿勢も大事だろう。耐震性の課題は、敦賀3,4号の本格着工にも通じる。原子力発電所への期待にこたえるためにも、信頼を得る地道な努力が引き続き重要ということだろう。敦賀市にとっても重要な正念場だ。

・・・・・耐震がらみの角鹿中と気比中の合併・・・・

話をがらりと変えるが、昨日の福井新聞で、「敦賀市教委は14日までに、生徒が減少し、校舎の老朽化が激しい角鹿中を気比中に統合する構想を固めた。今週から保護者らに順次説明し、理解が得られれば、全小中学校の耐震補強工事が完了する2年後からの実施も視野に入れている。」とあった。また、敦賀市立小中学校適正配置等審議会の答申で、08年3月、「市内の中学校の規模は500人が適正」とする答申を出していた。裏には、角鹿中と気比中の合併があったことも事実だ。

関係者、特に生徒や保護者にとっては、気になるところだ。保護者からも相談が何度かあった。議会でも議論になったところだ。地元にとっても大事な課題だ。耐震と絡むとはいえ、これも焦った対応はすべきではない。期限も重要だが、説明と対話を繰り返しながらことに当たることが大事だ。
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