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身の丈に応じた財政運営
経済指標というか、正確な情報を知ることは、敦賀の位置取り、敦賀の現状を知る意味で重要な要素だ。昨日、公表された2009年分路線価も、現状を知る意味で重要だ。標準宅地の平均額は前年比4.9%減、16年連続の下落。最高路線価付近の本町、駅前の空洞化が進み集客力は低下、不況が重なって地価の下落。中心市街地活性化基本計画との関係など分析も必要ではないかとも思う。

5月の福井県内雇用失業情勢、有効求人倍率0.51倍(県平均)。1978年7月に0.51倍を記録して以来の低い水準。敦賀0.80倍、小浜0.79倍、福井0.47倍、三国0.40倍、大野0.35倍、武生0.34倍。これも正確に地域性をあらわしている。製造業中心の武生の落ち込みはひどい。敦賀は幸いにして電力業中心の街、それでも1.0を切り、就職口が確かに減っている。

身の丈にあった生活を送ることが必要、といわれる。自分の実力、経済力に相応した暮らしが大事ということは、いうまでもない。市の財政運営も、そのことは肝に銘じるべきだ。あのトヨタ自動車社長の就任の言葉「身の丈を超えた仕事」と。

日本で最強の企業といわれ、昨年、自動車販売でゼネラル・モーターズを抜いて世界1位になった。その半面、拡大路線が裏目に出て景気後退の直撃を受け、あっという間に赤字に転落した。米国のサブプライム住宅ローン問題が金融危機を引き起こした。オバマ大統領も「投機筋や、身の丈に合わない家を購入した隣人を助けるのではない」とも語った。

身の丈にあった生活、経営を忘れないことが重要だ。わが身の自戒も込めてだが、敦賀市も原子力発電所とともに、敦賀短大、市立看護専門学校、運動公園、きらめき温泉リラ・ポートと7万都市では考えられない規模の施設を有してきた。敦賀3,4号も本格建設も目前に迫ってきた。

新幹線だ、駅舎改築だ、中心市街地活性化だ、短大化と、まだまだ拡大路線的な話ばかりが目立つが、そろそろ身の丈に応じた市政運営を考えるべきであり、そうしなければならない状況も十分考えられる。

実力と経済力、人口減少、少子高齢化と、国の借金、県の借金とあらゆることを考えての財政運営が大事だ。誰も助けてはくれない恵まれた財政環境だからだ。「身の丈を超えた仕事」「身の丈を超えた家」と、トヨタ社長、オバマ大統領の言葉は経験則だけに噛みしめたい。


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【2009/07/02】 | ページトップ↑
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