狭さゆえに感じる自然とは裏腹に、感じる、県の取り組みの弱さ、格差・・・。
「急に寒くなりましたね」が挨拶になった昨日。雨も重なり、表現が適切なほど季節の変わり目だ。男女共同参画センター2階の窓から見える、桜の葉、ほんの一部が黄色ががかっている。敦賀は、どこでも四季折々をはっきりと五感で感じることができる。三方を山、北を海に囲まれた狭い敦賀平野。狭いがゆえに、どこにいても季節を空気を敏感に感じる。坊主頭はなおさらだ。狭いがゆえに感じる自然の大切さともいうべきか。「敦賀は季節がはっきりとしているから好きだ」とある女性。私も同感だ。
・・狭さ故の貴重な自然の中池見・・・

中池見湿地を貴重な湿地の保護を定めたラムサール条約に登録しようとの市民対象に学習会が同センターで開かれた。敦賀市樫曲にある広さ約25ヘクタールの中池見湿地。70種類のトンボをはじめオオタカなど貴重な動植物が生息。この狭さが、これほどの動植物を残したとも言える。

NPOのウエットランドの笹木さんを中心にラムサール登録にむけての運動が粘り強く続けたれている。講師の環境省中部地方環境事務所の所芳博野生生物課長は、ラムサール条約の概要を説明した上で、中池見湿地は、周辺を合わせても約80ヘクタールにとどまり、広さでは基準の100ヘクタールを満たしていない。狭さがデメリットにもなる。だが、湿地がどれほど貴重かを地元が明らかにすることで、今後、登録される可能性もあると明言。特に市町村の働きかけが大事だとの話でもあった。

・・・・嶺南という狭さとローカール性の医療格差・・・・

この狭さとローカル性か、敦賀市の国立病院機構福井病院で医師不足がまた明らかにされた。内科など3つの診療科で、10月1日から原則として地域の診療所などから紹介を受けた患者だけを診察する。国立福井病院では、呼吸器科と消化器科で4人いた医師が現在は1人もいなくなり、内科などの医師が代わって診察を行うこととなったため、内科と呼吸器科、循環器科の3診療科では紹介外来制を取り入れることになった。

同じ、嶺南の小浜市の公立小浜病院。今日から増築完成に伴い、名称を「杉田玄白記念公立小浜病院」に変更する。増築されたのは救急救命センター棟と高度医療施設棟で、落成式は同25日に行う。敦賀にはない、ガンの早期発見をめざすPET-CT(陽電子断層撮影装置)などの医療機器など充実。総事業費約59億円。設備投資はいいが、医師がいない。ここも6月から、内科・循環器科の「紹介外来制」をひいた。原因は医師不足にほかならない。 データがはっきりと示す。嶺南の人口10万人当たりの医師数は156.3人。全国平均201.0人、嶺北の212.8人を大きく下回る。医療格差をまざまざと示す数字だ。

・・・・紹介外来は国立だけの話ではない。・・・

5月から開始された市立敦賀病院の「あり方検討委員会」で、公認会計士の委員は、「病院利用率は医師の減少により70%に低下。医師の数に応じた適正規模での運営も検討すべきだ」 と述べ、8月の検討委員会では「紹介外来制も視野」との話も出た。狭く細長い、リアス式海岸地形の若狭、嶺南地域、過疎地を多く抱える。開業医が少なく、公立病院に負担が集中する傾向にある。医師の勤務は過酷になる。敦賀市も開業医の高齢化が目立つ。それゆえに公立病院の医師不足がこたえる・・。

・・・ 自然のすばらしさと裏腹な医療格差と取り組みの弱さ・・・

狭さとローカル性、自然のすばらしさと裏腹に、県の格差や取り組みの弱さを中池見、医療を感じる。今日から10月、なぜか、これまでの酷暑ゆえに、寒く感じる。でも、県に頼らないしかっりとした対応が必要だ。(写真は秋バラだ。春よりも温度差で色合いはより美しいとか)
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【2007/10/01】 | ページトップ↑
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