FC2ブログ
地方の格差
Date:2009-08-15(Sat)

お盆で敦賀市の人口も増えいる。16日の花火がピークになるが、町に活気があるのはいい。敦賀祭りとお盆はどれだけ増えているのか、興味がわく。それでも祭りの後のさみしさも伴うのもここ数十年繰り返してきた。

総選挙で地方主権が言われ、強調されているが、現実は、難しい課題が多すぎる。税金だけの問題ではない。少子高齢化も深刻だ。全国総合開発計画(全総)に代わる国土形成計画が、広域地方計画の策定で完成した。全国8ブロックごとに今後10年間の地域づくりの基本方針を定めるのが広域地方計画だ。これも高度成長下ならまだしも、低成長下では先送りが多くなり、人口減少と合わなくなっている。

ほんどの市民も知らない。全総は1962年以降5次にわたり国主導で国土開発を進めた。公共事業による基盤整備中心の開発は高度経済成長を引っ張った。しかし北海道の苫小牧東部開発の破(は)綻(たん)など、時代の変化のなかで矛盾もまた膨らんだ。行中の事業や今後着手したい計画の根拠を得て満足するだけでは、計画がうたう高い理想を実現するのは難しい。

広域地方計画とともに車の両輪と位置付けられる社会資本の重点整備方針も公表された。ブロック内の各地が、それぞれ自分のこととして全体の課題を考える姿勢を持たなくては、計画は絵に描いたもちになる。国土の均衡ある発展の理念は結果として実らず、逆に東京一極集中、地方の疲弊が進んでしまった。全総は地域の期待を裏切ってきた。

自民党政権の劣化の一つでもある。反省を踏まえた国土形成計画のうち、昨年策定された全国計画は、当然、人口減少を克服する新たな成長戦略の構築が求められると指摘があった。過密過疎を是正し、成長する東アジアとの連携を深めることなどを通じて、各ブロックが自立的に発展する国土を目指すという。

そのための、地方の手による計画策定だった。地方のこれ以上の衰退を止めなければならない。地方自身の力量が問われる。国も地方にボールを投げっぱなしで、地域格差なき発展のビジョンを高く掲げ続けるだけのものだ。全総について勉強すればするほど、難しい。

スポンサーサイト



【2009/08/15】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |