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「子どもたちにつけを残さない」とは、・・・・。
Date:2009-10-06(Tue)

昨日は、昼は、議会で、公会計の研修会。夜は、本町で行われた「はしご酒ラリー」。本町の活気が敦賀の元気とも力説しても難しい時代だ。はしご酒は私たちの若いころの定番。この企画は、毎年の楽しみでもある。それでも最近、加盟店が減っている。昔の話をして恐縮だが、56豪雪の頃、雪おろしの疲れを癒そうと無理して本町で行くと、店の中はいっぱい。カウンターで肩を寄せながら飲み終えると、外は大雪。このギャップに敦賀のパワーを感じた昔が懐かしく思いえるの歳のせいか。

前置きが長くなった。昨日の研修会。サブタイトルが「子どもにツケをまわさない」。講師は公会計研究所 代表・千葉商科大学 大学院教授 吉田 寛さん。

勝手にまとめると、①会計とは単なるお金の使途の報告書ではなく、その人(首長)に任せたことによって、住民にとって良くなったのか、悪くなったのかを測る指標として使うべき。②能力のない者に税を渡してはいけない。それは悪事に使われる。

③自治体は住民から税をとって「ありがとう」と言われるような運営をすることが、本来の姿である。④子どもたちは選挙権を持たない。ゆえに現在の政治に対して必ずしもOKをだしていない。だから、均衡財政を行い、将来にツケをまわしてはならない。

これ以上は専門的な分野に入るので省略するが、わかりやすい講義だった。なかでも、ハコモノ工事は、建設費用を1とすれば約3倍の維持管理費がかかるとも指摘。数字上の根拠を確かめていないので、正確かどうかは別として、建設費と維持管理費の関係は、受け止めておくべき数字だ。

敦賀市の中心市街地活性化、駅周辺開発と数年で建設が進む。建設と維持管理という面で、今一度、「子どもにつけを残さない」とはどういうことか、考えてみたい。

会計の話で、古くなるが、尊敬するのは、戦前の高橋是清・大蔵大臣。大正から昭和にかけて、世界恐慌などで激動する時代に、通算すると七つの内閣で蔵相を務めた。既得権益に対しても命を張っての行動でもあった。在任中、陸軍の参謀本部を廃止する案を発表しようともした。当時の世相で軍事予算を削ろうという試みは無謀の無謀。結果は二・二六事件で暗殺された。飛躍するが「子どもにつけを残さない」とも通じる。

財政運営が、国の将来ともつながった例だが、財政運営こと、会計運営は、市政そのものであるだ。議会の大半の議論が予算に関するもの。財政面からも施設が多い敦賀市だけに「子どもたちにツケを残さない」視点で市政を考え直したい。

ところで、余談だが、蔵相といえば、穏やかな秋の日曜日の中川昭一元財務相の死亡。首相候補にも一時名が挙がった自民党のニューリーダーだった。中川さんは拉致議連会長、役員として拉致問題解決のために真摯に取り組んだ。

家族会の皆さんと国会前で座り込みを行ったとき、多くの国会議員は「がんばって下さい」と他人事のような声のかけ方をしていたのに、中川さんは高齢のご家族に座り込みの前で、同じ目線まで膝をつき「こんなことをさせるようなことになり申し訳ない」と頭をあげて語る姿をみると、どこか違う政治家という印象を持っていた。

重要閣僚を務めた大物とは言え、中川さんは、その後夫人と1万人以上の支持者宅を訪問。選挙では一人一人と握手する「どぶ板」選挙を繰り広げたとか。この話と国会前での姿とがだぶる。重圧に耐え、なおかつそこから逃げていない人というのが印象だった、それだけに、重圧と酒好きとは、人間の弱さか、政治家の弱さが人間的でもあるが、お父さん中川一郎と56歳、57歳はあまりにも運命的だ。ご冥福を祈りたい。
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