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地方分権とまちづくり
Date:2009-10-11(Sun)

朝から越前市議補欠選挙の応援に駆けつけた。4名の立候補があり、民主党公認と言えども厳しい選挙戦だ。市長選は奈良市長しか立候補者がなく、夕方5時には2期目の市長誕生となる可能性が高い。

昼からは敦賀出身の友人が出馬している加賀市議選の応援に駆けつける。平成の合併以来、統一地方選挙を離れる地域が多くなってきた。地方分権とは、街づくりをめぐる知恵比べ見ないなものだと思いだした。その独自性が必要になる。まさに、江戸時代の三百諸侯の時代がこれからの地方分権ともいえる。ある意味では都市間競争にほかならない。

勝ち残るためにはアイデアが必要で、その源はそれぞれの地域が持つ有形無形の財産だ」。四国の松山市で、司馬遼太郎の小説にちなんだ「『坂の上の雲』のまちづくり」を掲げ、実行に移している。道後の温泉と絡めてユニークな発想だ。

小説にまつわる史跡を生かし、街全体をフィールドミュージアムにする構想を具現化している。新設された「坂の上の雲ミュージアム」が、その中心。俳人正岡子規や日露戦争で活躍した秋山好古・真之兄弟ら、近代国家を目指す明治期を駆けた登場人物のゆかりの地を、説明書付きの立札がわかりやすい。温泉と昼間の街歩きはお年寄りの楽しみにもなる。一方で若い歴女の人気も上々とか。

当時の建物が残したり、復元されたり、時間はかかるが面白い。碑だけしかない史跡も少なくない。それでも街を巡る楽しみを感じたのは、物語性を帯びた街づくりのコンセプトが底にあるためだろう。敦賀市も、十分に過去の財産を十分生かしているだろうか。外から訪れた人が街を巡ってみたいと思えるような、コンセプトを発信できているだろうか。

敦賀市立博物館は、もとは大和田銀行。腹いっぱい敦賀市の絵画、民具など財産を保持している。貯蔵だけでもきちんと空調管理の収蔵庫の思いで、9月議会で一般質問した。市長は当然で進めると明言した。民具も整理して、かつての銀行らしさと、銀行らしくない、かつての都ホテルの食堂、公会堂、ビアガーデンの復活も楽しい夢だ。

明治、大正、昭和初期の近代化遺産を戦災で失い、高度成長下、壊してきた歴史は、何とも残念だが、敦賀酒造の再生、市立博物館のリニューアル、相生通りの整備と、街づくりのアイデア次第では観光資源として生かす道もある。将来は、敦賀港駅舎、レンガ倉庫、大和田別荘と、鉄道博物館、敦賀港の人道の港「ミゼウム」を総合的に考えたミュージアム構想もあってもいい。まちづくりは競争とアイデアの時代、それには金がかかる。あせる必要もない、ゆっくろと夢を見ながら語るのも面白い。
どうも焦ることが多いのが、敦賀のまちづくりではないか。
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