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国がヒマワリなら地方は月見草
Date:2009-10-17(Sat)

鳩山政権が誕生して、昨日で1カ月。公共事業の見直しなど大胆な政策転換が相次ぎ、政権交代を強く印象付けている。国民には大筋で評価されている。役所の関係者からすると、合わせて行う事業は、独自か、止めるかということになる。

敦賀市もJR敦賀駅舎改築に伴うバリアフリー化でエスカレターを設置か、どうかが今、最大の課題だ。その土台となる跨線橋(こせんきょう)を新幹線が認可されればあらたな新幹線駅とつなぐという名目で通路幅を広げることができる。当然、財源は国だ。財源がない地方にとってこれほどありがたいことはない。市の担当者には何の連絡もなく吹っ飛んでいく。新幹線の是非は別にしても、まだまだ中央集権の国家だ。

今回の来年度の予算編成に関して、地方へは「まったく事前の説明がない」と。「ぼやき」を言ってもしょせんは地方だ。「子育て応援手当」停止も市の担当者は新聞で知るのみ。厚労省馬渕副大臣からは、厚労省ホームページに市町村殿、支給対象者殿とお詫び文書をだして終わりだ。

ところで、プロ野球セ、パ両リーグの上位3チームで日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズは昨日、仙台で始まった。パ・リーグの第1ステージで開幕した。球団創設5年目で初めてCSに進み、今季限りで退任する野村克也監督の集大成となる楽天がソフトバンクに11―4で大勝。気持ちがいい。

野村監督なら今回の予算編成をどうぼやくだろうか。プロ野球の楽天を率いる野村克也監督であるパ・リーグで強打者として活躍したが、同世代の大スターだった巨人の長嶋茂雄さんらの陰に隠れて地味な存在だった。そのぼやきも風流だった。「長嶋がヒマワリなら、自分は月明かりに咲く月見草」と。試合に負けても勝っても、ひたすらぼやく。それをマスコミやファンが面白がり、人気が高まった。よく聞いていると、うまく計算された内容だと感心する。

弱者を育て、強者を倒す。古いが坂田三吉の将棋の世界、日本人の好きな浪花節の世界だ。話をJR敦賀駅のバリアフリー化に戻す。①エレベーター4基だけにするか、②上り下りエスカレター8基とエレベータ4基にするか、③改札口から跨線橋まで長い階段には下りエスカレーターと4本の上りの計5本とエレベータ4基にするか。三通りの選択肢がある。

エスカレーターはJR西日本はびた一文出してくれない。敦賀市の持ち出しとなる。長浜駅など近隣の中小駅には下りエスカレーターはない。彦根駅はエレベーターのみだ。②③案のエスカレーター設置は、市税の持ち出し、エスカレータの管理費用は一本、年間300万円だ。

国が出してくれないと「ぼやき」ながらも選択肢を考える。「国がヒマワリなら地方は月見草」と言いたいが、野村監督のしたたさが市もほしいところだ。ハコモノ行政から生活者支援への時代へ、どうバランスするか、そんな時代だ。
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