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コンクリートから人への発想も大事だが・・・・・。
Date;2009-19-27(Tue)

25日の日曜日。福井商工会議所2階、マスコミで込み合っていた。政権が変わればこうも違うのかと実感する風景だ。それもそのはず、昨日の日刊県民福井トップ記事、大手各紙の県内版でもトップだ。内容は、民主党県連の地域戦略局と西川知事の意見交換会。知事は2010年度予算の概算要求に盛り込まれなかった北陸新幹線の福井県内延伸を中心に要請し、年内認可に向け連携することで一致。地域戦略局として知事と前原国土交通相との会談実現に協力することも確認。

一方、これまで中央の財務省主計局が独占的に行ってきた予算査定を議員が行うことが、報道で伝えられる。政権交代により公共事業などの予算削減が大きな目標となる中、政治主導による削減が始まった。何が必要で何が不要な事業なのか。議員にはその査定力が強く問われている。これ自体、日本政治の大きな変化だ。

これまで与党の国会議員といえば、地元へどれだけ公共事業を持ってくるかが腕の見せどころだった。ところによっては、議員の名前を取って通称「○○道路」と呼ばれる道路もある。半世紀以上続いた自民党政権は予算で地元へ貢献して選挙で返してもらうというのが一つのパターンだった。福井県のように、土建業の多い地域にとってある一面、道路整備などの公共事業で雇用や地域経済が維持されてきたことも事実だ。例年だと、自民党の議員は予算獲得に向けて奔走している時期でもある。一昨日の商工会議所の知事と民主党の懇談は、福井県の、ある意味では、これまでの延長線上だ。

ところで、昨日の政治上の関心事は、臨時国会の鳩山首相の初の所信表明演説。鳩山政権の取り組みを「無血の平成維新」とし国政の変革に挑戦する決意を強調。自身の政治理念である「友愛」を掲げ、国民の命と生活を守る政治の実現を訴えた。「戦後行政の大掃除」とも言ってのけた。

「コンクリートから人へ」と鳩山新政権が目指す方向がどうやら見えてきた。「生産(業界)から消費(個人)」「外需から内需」「中央から地方」、そして「成長から安定」への転換が主な柱だ。当然、お金の流れが変わってくる。天下りの温床とも言われ続けている旧特殊法人は兵糧攻めに遭う。多少の例外はあるものの、もんじゅの原子力開発研究機構もその延長線上だ。「親方日の丸」を謳歌した土建業業界など過保護からの脱却を迫られる。一方で、家計を直に温める。恩恵や痛みを分かち合う手法として、「友愛」の理念を掲げての大転換でもある。

問題は、その処方箋のタイミングと副作用。財源に見合った優先順位や、地方など処方される側の体力差、格差も大きくなっている。北陸に限ると、富山、石川と福井県の格差、人口減少も格段に福井はすすむ。

かつての政権が処方した「効能」が積み残しになる福井県は、新幹線の是非は別にしても泣き寝入り的な雰囲気が漂う。選挙に負け、冷や飯とは言わないが、これも現実の政治か、足羽川ダム、北陸新幹線、中部縦貫の高速道路など社会資本整備は遅れや休止は、格差という弊害を引きずることにもなる。

いずれにしも、地方も国も自体、人口減少、少子高齢化、財政など体力が落ち始めている。新政権の処方箋が、時代を読んだ査定が良薬になるか。福井県の従来型の陳情型政治、新幹線問題がひとつの試金石だ。予算獲得はないにしても、何らかの道筋がなければ・・・・。まだまだ中央集権の国だけに、福井県の遅れと落ち込み、もっといえば、原子力発電所が最大の産業となっている嶺南地域の落ち込みが気になるところだ。これも従来発想か・・・。




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