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暗い中でも勇気という明るさを感じた。
Date:2009-10-28(Wed)

昨日は、薄日の中での土砂降りの雨を経験した。珍しい天気だ。ところで、最近、暗いニュースが多い中で、昨日のNHK福井のニュース、福井県内の景気の現状について「企業の生産活動が回復している」とのアナウンサーの言葉が何か光明のようなものを感じた。

なかでも、「エコポイントやエコカー減税などの経済対策の効果で、新車や薄型テレビの販売が増加し電子部品の生産が回復するなど・・・」と、福井県内でも麻生前首相の景気対策の効果が表れているのも皮肉だ。敦賀のハローワークの有効求人倍率も少しづつだが着実に回復し、9月にはひょっとすると1.0倍を超えるかもしれない。あかるい兆しが見えてきた・・・。

一方、昨日の新聞各紙、鳩山首相の所信表明演説がトップ記事。全文は福井新聞で1ページ全面、1万3千字は長いが、「コンクリートから人へ」「新しい公共」などの言葉を並べ友愛政治を宣言。国連での25%削減とともに、理念ばかりと批判も多いが、歴史的な演説になるかもしれない。ゴーストライターがいるのかどうかはわからないが、最初は理念先行でもいいような気がする。市議会冒頭での市長の提案理由は事務方の腕の見せ所でもある。中でも選挙後の所信表明は、読み返しても感心させられるもことも多い。鳩山演説も一つ転機になるかもしれない。

歴史的な演説で思い出すのはなんといっても、1951年9月8日。サンフランシスコ講和会議での吉田茂首相演説。NHKの白洲次郎の物語で、外務省か、GHQか、事前に用意した演説集を側近の白洲次郎が急きょ毛筆で書き直させ場面は印象的だった。米国のマスコミから「ミスター吉田のトイレットペーパー」と言われ。演説原稿は墨書の巻物はなんと長さ30メートル、直径10センチというからすごい。それを鳩山首相とは違って日本語で堂々と演説をぶった。「われわれは戦争に負けたのであって奴隷になったのではない」の白洲の言葉も有名だ。戦後の一大転機でもあり、ドラマの中から、暗い中でも勇気という明るさを感じた。

ひるがえって、現代の日本はどうか。維新以来の改革を断行すると、鳩山首相の演説も穏やかな口調だが、鼻息が荒いと感じた。昨日の前原大臣と各県知事の対談での大臣発言は小気味よく感じた。次々と既成の見直しを打ち出す閣僚の発言も、惰性に慣れきった国民の視線を少しずつ上向きに変えているように感じるは、わたしだけであろうか。

福井県、嶺南、敦賀市もそうだが、人口減少、事業所減少、従業員数減少、高齢化、財政縮小と、データはどれも暗くなることばかりだが、ものは考えようだ。下り坂でも空を仰げば、白い雲がとうとうと流れている・・・。楽天的に、何か気分を変えたい、そんな心境だ。
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