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日本海一の新潟港コンテナ取り扱い量は、中国の影響で今年は落ち込む・・・。
Date:2008-02-13(Wed)

日本海を北へ。新潟港を見るために議会の産業経済常任委員会のメンバーとともに。
天気予報で、朝から雪マークの連続。ところが、今庄、長岡と限られた地域は降り積もっているものの、この新潟も地面に雪がない。新潟もここ数年、同じような現象とか。雪深いはずの新潟が、これでは・・・・。敦賀とそれほど変わらない状態とは・・。

サンパチ(38)、ゴウロク(56)といった昭和の大雪で、日本海側の山ひだの集落から人影が消え始めたと、本で読んだことがある。高度成長と重なり男たちは山仕事から都会の労働力として吸い出された。深い雪と森はわき出す水とともに金沢、富山、新潟と各都市へ恵みを与え続けてきた。黒部の水力の電力マンも山を下りて遠隔自動制御で電気を関西に送る。豪雪地帯と習った地域にも・・と車窓5時間半は、意外に短かった。

本題の新潟港。江戸時代は敦賀と同じ、北前船で栄えた。明治維新直前には日米修好通商条約によって開港五港のひとつとなる。現在、敦賀を抜いて取扱量、日本海随一の港。

特定重要港湾に指定され、また日本海側では唯一の中核国際港湾にも指定されている。新潟港は現在、2つの港区から構成されている。古くからの港で信濃川の河口両岸に位置する西港区の新潟西港と、市域の東端、聖籠町との間に作られた掘込み式の東港区の新潟東港に分かれる。西港は主に国内旅客・貨物双方を取り扱う。東港は工業港として開発されたが、本州日本海側最大のコンテナターミナルを擁し、商港機能の比重も高まっている。

今回は、新潟東港を視察。コンテナターミナルは新潟市北区と聖籠町にまたがる地域に建設された掘込港。水深12メートル。天然良港の14メートル水深とは違う。地の利だけで敦賀を上回る。

1980年代に、港内の係留施設が整い、航路網が充実、更に周辺の交通網が整備されるにつれ、港内の港湾設備が整った。港関係の雇用は約1万人。港周辺は工業団地として、製造業・非製造業を問わず、数多くの企業が製造拠点や出先を設けている。また南埠頭には、入港船の乗組員や周辺企業の従業員向けの厚生施設もあり、国際ターミナルとなっている。

定期航路としては、韓国、中国、台湾、香港、シンガポールなど東アジア、東南アジアを結ぶ外貿定期コンテナ航路がある。特に釜山港との間の日韓航路が週8便体制で運航。日本沿岸とロシア・ボストーチヌイを結ぶトランスシベリア航路は休止中。

港湾には、石油、LNGの備蓄基地が置かれているほか、敷地の多くは工業団地として開発され、地の利からほぼ完売。化学、食品、機械、精密など、多岐にわたる業種が製造拠点や出先を設けている。東北電力は東新潟火力発電所を置いている。

日本海最大のコンテナターミナルは、水深12メートル。現在ガントリークレーン3基などを有する。第三セクターの「新潟国際貿易ターミナル」が運営。新潟県、新潟市、地元のリンコーと日通などが運営している。365日24時間体制だ。

コンテナ貨物は、毎年増加傾向が本年は、中国貿易の陰りで、今年は初めて落ち込むとか。ここの課題も輸入が多いが、輸出が少ない。帰りが空箱になることが課題とか。コンテナ増加が続けば、コンテナ背後地も含め、狭隘化になるため、バース、ヤードの拡張工事が計画があり、来年度、調査費用がついたとか。

百聞は一見にしかずとよく言ったもので、新潟港を見ると敦賀港の課題があぶりだされるようによく理解できる。というのも、敦賀港コンテナターミナル完成時には、本来、大阪ガスのLNG基地が進出予定だった。撤退の大きさは、港の総合力という意味であきらかに落ちている。その上、背後地の狭さ、工業地域の遠さなどなど。コンテナターミナルの設備だけを整えても港は肩落ちだ。運営会社の組織化も課題だ。逆に言うと新潟港が強いのは、一言で言うと総合力の強さと私は言いたい。

今日、富山伏木港を見て、課題を整理する。
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