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低迷を脱するヒントは・・・。
Date:2010-01-06(Wed)

昨夜から、冬型の気圧配置が強まり、まとまった雪が降り始めている。高速道路で越前市より戻る途中、わずかだが、事故渋滞が続いた。河野の道路も夕方から閉鎖と、雪国らしい風景になってきた。

それにも増して、昨日の報道では「失われた20年」とか「2番底」とか言葉がラジオから何度か流れた。抜け出すヒントは英国の20世紀初頭の大不況。製造業中心から年金制度を確立し社会保障を充実させたことによるとか。まさに、日本列島は年初から「不況」の二文字に覆われ、閉そく感が強い。

経済指標もデフレスパイラルを示す数字が出始めている。私は仕事柄、電気事業連合会の電力需要をよく見る。電力は天気や気温にも左右されるが、電力量は、景気に左右されることが数字で、速く知ることができる。特に、景気低迷の影響で産業用の大口電力が前年を大きく下回った。北陸電力も同じ傾向だ。

この時代にあって、この男を欲している。ヒントもあるように思う。私も高校時代に「竜馬がゆく」を読んで元気づけられた。商船大学に行こうと決めたのも竜馬の影響が強かったように思う。「竜馬伝」も軽いがこれも面白い。今の若者に夢を与える番組になるかもしれない。

読んでいると、混迷の幕末を駆け抜けた生きざまが閉塞感を吹き飛ばしてくれそうに思えるから不思議だ。並外れた先見性も魅力だ。長崎で興した「亀山社中」(後の海援隊)は国内初の総合商社。おりょうとの鹿児島への温泉行は日本初の新婚旅行、はかま姿の足元を印象付けるブーツも日本人で初めて履いた、とされる。もちろん最大の功績は薩長同盟締結。半島問題を抱える韓国内で竜馬への注目が高まっているとも。

なぜか開拓を志した北海道や長崎などゆかりの地で記念館建設が相次ぎ、高知では来館者が2.5倍とか。竜馬の魅力の原動力は、土佐藩の郷士家に生まれ、身分の格差が本から読み取れる。手紙も「日本を洗濯したくそうろ」などと、考えることが大きい。それも10歳になっても寝小便が直らなかった普通の若者が日本を動かした。平等な社会を願った愚直なまでの行動が志士たちを揺り動かした様子も描かれている。人間竜馬の魅力は時空を超えることは確かだ。

話を戻すが、昨年、「派遣村」などの雇用不安が政権交代の原動力であったことも確かだ。国会の所信表明演説、鳩山首相は衆院選の遊説中、職に就けずに息子が自殺した悲しみをお年寄りから切々と訴えた。経済合理性や経済成長率に偏らず、暮らしの豊かさに力点を置いた経済を提唱した。政権交代による経済政策の転換を印象づけた。経済界の言葉を聴いても「環境」とか、「アジアの成長」とか、従来発想ではないところに、何とか抜け出そうともがいている。

敦賀市は、半世紀前に原子力を選択した。従来の繊維、セメントの製造業に加え、原子力で財政面や雇用など、現在の産業基盤が整い、先見性もあった。が、ある意味で、市も苦労が続いた。敦賀1号、もんじゅ、敦賀3,4号と地球環境問題と解決策と言われながら、トラブルや事故で、なかなか表舞台に出ることができなかった。

それが、ようやく欧州や米国でも後退から見直し、そして積極推進と徐々に舵が取られ始めている。東芝の社長が語る原子力の世界戦略もヒントになる。地道な40年の歩みが敦賀の成長戦略につながるとも考えている。連携大学もその流れだ。まさに松宮勲衆議が年頭の挨拶で語った「ピンチはチャンス」の時代かもしれない。その中に敦賀を位置づけることができる時代でもある。
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