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駅前の中心市街地は・・・(デザインと人を集める舞台装置の重要性)
Date:2010-01-23(Sat)

敦賀駅にはじめて降り方に、駅前の印象をきいたことがある。率直に、夜は「7万都市にしてはイルミネーションとタクシーが多い」と、昼間「駅前商店街が整然とし、空が広い」と意外な答えが返ってきた。

ここ数年、イルミネーションに力を入れてきた成果であり、空が広いのは、電柱や電線の地中化だろう。たったそれだけだが、街の景色は随分と違って見える。それに新しくできたホテル「ルートイン」と「東横イン」、合同庁舎、マンションと、7万レベルの地方都市としてのイメージと違うとのこと。確かに七万都市レベルには多いかもしれない。

武生駅前、鯖江駅前とは違うようにも感じる。歩くと平和堂と本町商店街それに、国道8号に直角に並ぶ駐車場と地中化により、街並みが整然としている。との印象のようだ。10万人口のレベルの地方都市も私も多くみてきたが、どこも駅前の寂れ具合は深刻だ。その中にあって二十数年、中心市街地として力を入れてきた成果でもある。ただ、夜も昼も人通りの少なさは「どこも同じですね」で落ちつく。

次に、敦賀駅の印象をきくと「こんなもんかなー」とか、あまり印象に残らないようだ。全国のどの地方都市も同じような顔をしているのにうんざりすることが多い。観光客をひきつけるほどの魅力は街並みにはない。とくに、市民には慣れすぎて、その印象はどうか、語ることすらしない。ただ、「敦賀の顔」としては「はよ、なんとかしろよ」「今年こそ、改築やな」と改築を望む声は大きい。

町のイメージでは、電線の地中化やホテル、商店街。それに道路、もっと言うと、デザインが、都市やそこで暮らす人たちに与える影響は思ったより大きい。意外に気が使いない視点だ。

ところで敦賀市と姉妹都市の岐阜県各務原市は、公園都市を目指し、「緑の回廊」を市全体に張り巡らす取り組みを10年前から続けている。昨年は、世界200都市以上が参加する「住みよい都市づくり国際コンクール」で第3位に選ばれた。意外な側面をもつ。街路樹や道路など、点から面へと着実にまちづくりを進めている。その背景には、川重、自衛隊といった町の活力と財政面の豊かさがあることは言うまでもない。

敦賀市も駅前をさらに大きく変える計画が本格化する。駅舎改築、バリアフリー化、連携大学、駐車場など、ハコモノだけではなく、敦賀市の顔ともいうべき駅前を品格ある街のデザインを本気で考えるときが来ているように思う。その際大切なのは、敦賀の駅前の良さを率直に語ってくれる「よそ者」の声と目も大事にしたい。幸い、デザインを東京大学の千葉先生にお願いしている。率直に語り合う重要な時間でもある。

さらに、中心市街地の魅力は人が集まり、出会える舞台であること。街の求心力となるのは、これも決してハコモノだけではないことは確かだ。その仕組みとどう集めるか、商業施設と簡単にいうが、商業施設だけでは失敗例も多く、どう集めるか、その舞台装置を考える年でもある。まさに、今年がその正念場になる。
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