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入所者が急増する施設が敦賀にある・・・。背景は虐待
Date:2010-01-26(Tue)

昨日は、中央町の見守り隊の御苦労さん会。年一回、ささやかな食事会だ。三島、呉竹町の活発さと違い、中央町は、数人の方が、要所要所にこの寒空に立っていた。夏の暑さも厳しいが、この冬の寒さはこたえる。ご苦労さんというしかない。これほど、地味な活動で、地域が忘れていたものを呼び起こした重要な活動ではなかったか。残念だが、解散ではないが一時、中断となった。

「お帰り」「ただいま」と昔、家々にあった会話が、集団下校となり、それも無理やり大きな声を発する児童もいる。微笑ましい風景だ。決まった方がそこに立つだけで町に安心感があった。改めて「ご苦労さん」と声をかけたい。

不審者の学校侵入、犯罪が発生しで、敦賀市内も見守り隊が各町内で広がった。各町内で温度差があるが、あくまでもボランティアであり、自主的な活動だけに、無理は禁物だ。

ところで、少子化のおり、入所者が急増する施設が敦賀にある。三島にある乳児院・児童養護施設「白梅学園」だ。年一回の寄付を市内の労働団体「ゆうあい倶楽部」が行っている。その際、同行し話をお伺いするが、問題が年々、深刻化している。入所者急増の背景に潜むのが、児童虐待だ。ここ10年でも2割から3割アップというデータもある。虐待を理由に入所した子どもたちは、身体や心に深い傷を負うことも少なくないとも伺った。

虐待を受けた子どもの入所が増えるに伴い、職員の負担も重くなっている。入所した子どもに対する「心のケア」は不可欠だが、現実は炊事・洗濯や学校との連携などに追われる毎日とも伺った。ここにも厳しい現実がある。行政がどこまで向かえるか、今後も増えることが予想されるだけに深刻だ。

国レベルでは、虐待を重ねる親から子どもを守るため、親権のあり方について検討してきた法務省と専門家らの研究会が、親権に一定の制限を加えるのもやむを得ないとする考えを、近く取りまとめる報告書に盛り込むという。

新たな法整備を図ることになれば、併せて、現場の児童相談所などの体制強化も求められよう。当然、児童養護施設の整備も重要となる。外部からうかがいにくい「密室での悲劇」の解消に向け、法と人的備えの両面から万全を期してもらいたいのだが、行政も追い付かないのが現実だ。

最近では、社会的な関心の高まりを受けて法整備が進められ、対策が徐々に打ち出されてきた。虐待の疑われる家庭に強制的に立ち入り調査したり、施設に保護した子どもに親が面会を強要する行為を抑止できるようになったことなど、時代がそうさせるのか、逆に言えば、深刻化している現実が浮かび上がる。

繰り返しにもなるが、虐待にかかわる相談件数は年々、増え続け、相談員の充実も大事だが、三島のような施設は、人的な要員配置が欠かせない。厳しい現実と向き合う時代になってきた。
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