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自殺者男女比、男性は2倍半
Date:2010-01-30(Sat)

昨日29日は、今月最後の新年会となった。主催は、労働団体の連合福井・嶺南地域協議会だ。嶺南に二つあった協議会が一本化されたもの。労働組合の組織率の低迷にようやく歯止めがかかろうとしているが、組合員数は敦賀でも右肩下がりを続けている。人口減少が進む以上に、パート、臨時など組織に加盟しない労働者が多くなっているのだ。

話を昨日に戻すが、自殺者数が3万2753人(福井県211人)となり、12年連続し3万人突破。私は、気になってしかたがない数字だ。具体的に書くと・・・。

福井新聞に自殺者数推移の棒グラフが添えられていた。1997年には2万5千人以下だったものが98年には一気に3万人を超えた。以来12年、棒グラフは突出し高止まりのままだ。ご家族や未遂者も含めば、多くの人が心の痛手を抱えている。身近にいれば、それは具体的な世相として浮かび上がる。

この12年余に、長野冬季五輪に沸いた98年。繰り返しになるが、企業ではバブル経済崩壊後のリストラとともに派遣労働が増え、敦賀市でも市役所も臨時職員が象徴的でもあり、市内でも、パートも多くなってきたのではない。新聞を読んで、何といっても、その要因だ。

自殺者男女比は女性9347人に対し、男性は2倍半の2万3406人をみれば、原因が明確になる。日本社会の男性の責任感というか、男社会というか、決算期の年度末に増加、一昨年のリーマン・ショックの波及で、昨年3〜5月の自殺者は過去最悪のペースと、自殺者の環境がくっきりと浮かび上がる。景気や不況がいかに、影響しているかが理解できる。バブル以降、「失われた10年」「失われた20年」とも言うが、何か労働の質もおかしくなっている。

連合と経団連の空中戦から今年の春闘もスタートしたが、企業の生き残りと雇用確保が交渉の争点というが、労働組合の存在も、今こそ、大事な時だ。自殺者の高止まりという、欧米に比べて2倍、3倍という異常さ。日本の異常さは組織と暮らしを守る以上に、働く者の命を守る観点が大事だとも感じる。鳩山・民主党政権の「コンクリートから人へ」「命を守る政治」と掛け声が今ひとつ、まだ響いてこない。政治の大事さがいまほど感じるときではないか。
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