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コンクリートから人へと言うが・・。
Date:2010-02-05(Fri)

立春を過ぎても寒い。世相も寒い話ばかりだ。ところで、「コンクリートから人へ」は、鳩山政権の方向性を示すキャッチコピーの一つとして、わかりやすい。私もよく使うようになった。時代の風をうまく読みとった名文句だ。コンクリートを、公共事業などのハコモノ行政の象徴に見立てたもの。ハード面ばかりではなく、子ども手当など人の暮らしに真水として優先的につぎ込もうというもの。ただ、そのまま受け入れるべきでもないと思っている。

実際、巷で、「子ども4人で月10万4千円になります。半額と言わず、早く・・・」と率直な声がでる。期待感も大きい。高校の無償化も同じだ。入学や進学を控えた子どもがいる家庭はランドセルや制服・・・と物入りになる。

一方、世相として、春闘で労使交渉が本格化するが、直近の調査によれば、サラリーマンの昨年の平均月給は約31万5千円、前年比3.9%ダウンは過去最大。市役所の職員も確実に下がっている。消費者物価とあわせて、デフレスパイラルの様相だ。07年の調査では、日本全体の貧困率と「子どもの貧困率」も想像すらできなかったデータがそろう。ひとり親家庭の貧困率に至っては、先進30カ国で最下位という寒さが本格化している。

敦賀市の特徴は、県下で随一、人口の割に世帯数が大きい。一人親家庭もデータをもっていないが多い。当然、高校の授業料の無償化への期待は大きい。ただ、真水の子ども手当や高校の無償化が、どの程度、子ども数に、景気に好影響を及ぼすのか、正直、半信半疑で、これは10年という長期的なスパンで効果を考えなければならない政策だと思っている。

地方ではまだまだ土木建築業も多く、減少傾向にあるものの、敦賀はまだまだ際立って多い。私は決してコンクリートは決して悪者とも思っていない。短期的な真水はハコモノとなるが、将来の敦賀を短期、中期、長期で考える必要がある。敦賀駅舎改築、連携大学に加え、敦賀3,4号の本格着工となれば、全国的にない一時的なバブルが形成される。ただ、その後の敦賀をどう考えるか、それがこれまでのコンクリートと違う厳しい反動が訪れると思っている。

駅舎改築で観光客が増えるわけでもない。連携大学建設でどれほどの経済効果と敦賀のイメージアップとなるか、そして長期的な原子力に関する人材育成機関となるか、もんじゅの次への実証炉の話はあるが、私はまず、各地で老朽化が進む研究炉、研修炉の誘致とも考えている。さらに、敦賀3,4号の果実をどう産業構造の転換へ結び付けるか、観光だけでなく、工場誘致、港の活性化など、敦賀の雇用、人口、景気と、長期的な視野が必要なことは言うまでもない。それがない限り、厳しい世相が、そう遠くない時期に訪れるような気がしてならない。
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