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市立敦賀病院の改革を見守ろう!
Date:2010-03-21(Sun)

昨日は、久しぶりとも言える温かい休日。朝は政務調査費の報告書作成、昼は自転車で立石往復と福井で鈴木こうじ政治塾に参加、夕方、戻ってプールへ、夜は西地区壮年会懇親会と、時間が過ぎた。

ほどよい疲れだが、健康が何よりだ。夜、ある方から電話頂いた。市立敦賀病院の経営問題だ。私は「改革半ばでありしばらくは温かく見守るのが大事ではないか」と答えた。

全国の地方の公立病院は医師不足、経営問題と苦慮している。それも医療費増大を抑えようとした診療報酬切り下げ、医師の質を高めようと導入した研修制度、どれも厚生労働省の役人発想で、頭で出来ても、現場の実態を十分把握しての対応でなかったことに大きな要因があったと思う。

病院は福祉行政の要でもある。議会も市民も長い目でみることが大事だと私は思う。先日も、三重県議会で県立病院改革関係予算案に最大会派が減額修正案で対抗し、執行部と議会とが全面対決。最後は、執行部側の全面譲歩で収拾された。背景には経営問題やサービスなど地方病院が抱える根強い問題がある。

指定管理者制度の導入など、三重県民にとっては大事な課題だが、逆に県民を置き去りにした政争の具にもなった。地元の志摩市から早期決着の要望が出る始末。いずれにしても病院問題で迷惑するのは市民、県民だ。なかでも舞鶴市民病院は、市長の言葉で医療行為ができなくなってしまったほどに政争の具になり、市民が置き去りにされた典型だ。白い巨塔にあるように医師の世界ほど難しいものはないが、それに首長や地方議会が絡むとよけいに話がおかしくなる。

もうひとつは、最近、増えだした「コンビニ受診」。コンビニ受診とは、一般的に外来診療をしていない休日や夜間の時間帯に、救急外来を受診される緊急性のない軽症患者の行動のこと。「平日休めない」や「日中は用事がある」、「明日仕事があるから」等の理由で、本来重症者の受け入れを対象とする救急外来を、夜間や休日に受診をする行為を示す。病院はそもそも日中外来を行っている時間帯に、外来患者を診るように人員を配置している。また救急外来は少数の重症者の対処に特化しており多数の患者の診療は困難であることが多い。

来院者は専門医による高度な診療を希望したり、その場で結論が出るように高度な精密検査を要求することも多い。しかし休日・夜間の時間帯にこのような検査をするための人員を確保していない場合が多く、対応に苦慮するケースも多い。コンビニ受診的なケースが市立敦賀病院でも増えている。

このような患者が増えることにより、重症な患者の対応が困難になったり、入院中の患者の急変に対応が困難になったり、医師が休養がとれず翌日以降の診療に支障を来したり、疲れ果て医療現場を去り医療崩壊の原因にもなったりしている。

その要因のひとつが、就学前医療費無料化ともつながっている。この制度そのものは少子化対策として私も署名運動をしたほど必要と思っている。が、一方で、小児科医の医療環境をことのほか忙しくしているのが現実だ。県内でも嶺南を中心に中学3年生までの医療費無料化の導入が本格化しているが、必要性も理解するが、あくまでも税金で賄われるだけに、地域の小児医療との関係、免疫力が高まっている小学生、中学生のほんとに必要なのか、しっかりと検証した上での無料化を考えるべきとも思っている。

ふたつの医療を取り巻く課題を提起したが、医療に対する問題の根は深く、先日の福井新聞の論説で一経営問題だけで論ずるほど生易しい問題ではなく、地域の医療環境を少子高齢化のなかで、今後とも維持していこうとするのか、よりよい医療環境を整えることができるのか、現場の実態と背景に把握しての議論の必要性と、病院改革が進む中では、ある程度、長期で温かく見守る姿勢も大事ではないか。


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