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少子高齢化、デフレ不況と先行きが見えない・・・。
Date:2010-03-23(Tue)

桜がちらほらと咲き始めた。お彼岸には太陽が真東から昇り真西に沈む。秋分と並んで、昼夜の長さが同じになる季節の区切りである。正確には、太陽光の屈折率の関係で、春分の日の3日ほど早くに昼夜の長さは逆転しているとか。もう雪はない。今週は、タイヤ交換だと決めてかかる。暑さ寒さも彼岸まで。先祖の墓前に手を合わせ、四季の巡りが心を和ます。

とはいっても、強風に乗って黄砂も最近はひどいような気がする。季節は変わるがデフレ不況も少子高齢化も進む。政策が成功しているとはいえない。敦賀の3月の人口減少具合がどの程度か、ここで、ふたつの気になるデータを紹介したい。少子化の原因と非正規労働者の関係だ。厚労省が非正規雇用者を追跡調査によると、職場での不安定な環境から自らの人生設計もままならない現実が浮かび上がった。正規雇用と比べ厳しい現実だ。6年間にわたる20代30代の生活実態調査によると、この間に非正規独身男性が結婚したのは17%にとどまり、正規32%の約半分だ。見通せない将来への不安感が重くのしかかる。敦賀市内の若者のデータはないが、私の接する限り、ほぼ同じような傾向と受け止めている。

もうひとつは、民主党農政の柱であり来年度コメをモデルに導入する戸別所得補償制度で、農政大転換を象徴するものだと、鼻息が荒いが、この15年間で農業所得(農業純生産)は半減。販売農家は3分の2に減った。08年の新規就農者6万人のうち、60歳以上が5割を占める。敦賀市の専業農家も少なく、就業平均年齢は70歳を超える。新規参入者は皆無に近い。休耕田が目立ち始めた。

政府が方針で語る「意欲ある多様な農業者」の具体像がはっきりしない。もともと農地を所有し定年などにより就農する人たちの戦力も侮れないが、非農家の若い労働力の確保、育成に向け別次元の手だてが必要というしかない。

何か、少子高齢化と雇用状況、農業など、あまり関係ないようなだが、密接の関係している。敦賀市内のフリーター、非正規雇用も、それも若い層に増える傾向には変わりない。一方で農業従事者の高齢化が進展し、一次産業従事者は、半世紀以上、右肩下がりの現状だ。雇用を受け入れられす存在ではない。人口動態もいびつな状態が続く。

周囲にも影響が拡がり、全国的にも大学生の生活費は減少の一途。昨年度はピーク時の2000年度に比べて約3割減少。その分、地方の大学の倍率が高かった。敦賀の看護学校への受験生も増えた。手に職と地元で通うことのできる学校の存在だ。敦賀短大も形態を変えながらも医療環境維持のためにも大事な存在だ。

専業農業者への影響もデフレ不況で深刻だ。就業者に聞いてもいくら地産地消といっても利益が出ない産業は、新規はもちろん、後継者がつきにくい。季節はゆるみ、躍動感に包まれるが、雇用も農業も、まだ先への展望が見いだせない。市内の経済も雇用も農業も、敦賀港のコンテナ需要の落ち込みも、デフレ不況と少子高齢化という社会現象とも関係している。暗い話ばかり並べたが、行政も、22年度の予算をもとに、福祉の社会保障や教育はもちろん、中心市街地活性化など着実も仕事をこなすしかない。

それだけに、敦賀市の安全第一で、もんじゅ再開、敦賀3,4号の期待も大きい。もんじゅの再開は合意形成も大事だが、駆け引きが先行する動きが気になる。明日、議会で説明が行われる第6次総合計画の取り組みも、長期展望が大事だということだ。議会も時代に合わせた改革の継続も大事だ。
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