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「3月25日は何の日?」
Date:2010-03-26(Fri)

昨日の「3月25日は何の日?」をラジオで聞いていると、「電気記念日」。

先日、敦賀の100万ボルトを訪れると、LED(発光ダイオード)と白熱電球があった。時代の移り変わりを感じた。キーワードに「東芝」がある。電気のまちともいえる敦賀とも東芝は縁が深い。

日本で初めて公の場で電灯がともったのは132年前の1878(明治11)年の昨日だった。電信中央局の開局祝賀会が開かれた東大工学部の講堂でアーク灯が点灯された。照明は、その後、青い光のアーク灯からエジソンが発明した白熱電球になった。その白熱電球をはじめて製造し、120年グループ会社つくり続けてきた東芝が、白熱電球の生産を今月、終了させた。

白熱電球の次の主役はLED(発光ダイオード)電球に移る。1日10時間使っても10年は交換しないでいいとか。まだまだ高いが昨日の日経によると、かなり安くなってきた。一方で、その東芝が、原子力発電では、核燃料を交換せずに何十年も動く原子炉の開発が進む。東芝は30年連続運転の超小型原子炉を既に開発し、米国で着工する計画もあるという。現在の原子力発電所の原子炉は数年ごとの燃料交換が必要だ。

先日、米マイクロソフト創業者で会長のビル・ゲイツ氏が出資している米ベンチャー企業「テラパワー」(ワシントン州)が、東芝に「100年原発」の開発で技術協力を求めてきたとか。ゲイツ氏は私財数千億円を投じる構えらしいとか。

40歳を超えて運転を続ける敦賀1号は米国GE製だが、原子炉の周辺機器で最も重要な機器のひとつ、原子炉再循環ポンプや原子炉格納容器そして、電気を発生させるタービンと発電機は、東芝がメンテナンスをし、原子力の技術をしっかりと受け継いだ。

再開まじかな「もんじゅ」にも、東芝の技術が生かされている。敦賀1号機の原子炉は日立製作所が、敦賀2号機は三菱重工、本格着工が近い敦賀3,4号は三菱重工と原子力3大メーカーと敦賀は、縁が深い。建設やメンテナンスで技術者が、作業員が、民宿、ホテル、本町でこの40年間で落とした金も大きい。敦賀で計画されている広域連携大学とも卒業生などで縁が深くなる。

話を戻すが、東芝は、具体的には、燃料交換なしで30年間稼働する出力1万キロワットの小型原子炉「4S」を開発済みだ。維持管理の困難なへき地や新興国での発電に適し、米国当局の認証を得られれば2014年にも米国で初号機を着工する方針とか。これにビルゲイツが注目した。ゲイツ氏は、これまで得た莫大な利益を米国はおろか、貧困国救済などに使ってきた。今後は、運用コストが安い次世代原子炉は地球環境問題にも新興国発展にも資する考えとも。100年原子炉開発に10年はかかるとか、時間をかけて、富を還流させるゲイツ流と、世界最大の原子力メーカーともなった「東芝」との結びつきが面白くもあり、誇りでもある。電気のまちとも言える、敦賀と東芝、関係なさそうで関係が深い。
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