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高齢化社会の特効薬はない・・・。
Date:2010-03-28(Sun)

昨日は、午後1時30分から、きらめきみなと館において、市立敦賀病院の市民公開講座が開催された。テーマは、「生活習慣病」。市立敦賀病院の中期経営改革を実行していく上で、本来の医療環境の整備と市民から頼りにされる病院とするために、大変だが重要な取り組みだ。

各公立病院では、市民講座、院内でのコンサートなど工夫に工夫を重ねている。「病院理念」である「市立敦賀病院は、信頼され、温もりのある医療をめざします。」は、日頃の地道な取り組みから達成させるものである。昨日の市民講座は市民の関心事でもあり、看護師の講演などサザエさんを題材に面白く、興味をそそるように話を進めていた。病院関係者や市役所職員は多いが、一般市民を少しでも多くの参加が得られるようなPRなど、考えてもいいのではないか。がん健診と同様、なぜか、健康問題に低調な敦賀市にとって、重要な施策な施策でもある。

昨日の生活習慣病ではないが、敦賀市もこれまで経験したことない高齢社会になる。高齢社会と病気というテーマは、税金とも密接に関係する。もっと言うと、社会構造そのものとも関係する。今は、5人に一人が65歳以上だが、これが早晩、4人に一人となる。一方、零歳から14歳までの年少人口は、総人口とともに減り続けている。

少子高齢化の進行は、家族や地域社会の在り方に大きな影響を与える。以前は親子が代々同居を繰り返す家族が多かった。しかし現在は、結婚して子どもを持ち、子どもが独立して親元を離れると、再び夫婦だけで暮らすのが当たり前のようになった。

配偶者が亡くなれば、一人で暮らす人が多い。子どもの世話になりたくないという意識が高まっているせいもあるのだろう。そんな姿が、一般的な家族のありようだといえる。こうした社会環境の中で敦賀市もさまざまな課題を突きつけられている。例えば、高齢になってから一人暮らしになった場合に、どのように生きるのか。地域で孤立しないように、だれが支えていくのか。個人にとっても地域社会にとっても、重要なことである。

昨日も夜、町内の壮年会の総会があったが、高齢化が進んでいる。行政の力を借りない活動も大事だということに変わりはない。今、人の結びつきが希薄になったといわれる。そんな中で、町会が結束してこの活動に取り組めるのは、まつりや清掃などで住民が協力し「地域の力」を維持してきたが、マンションなどが乱立して、町内活動を行わない世帯も増えている。

向こう三軒両隣に住む者同士の寄り添う力を強めていきたいと思っても、地域のきずなをもっと大切にしたい、という思いも、すこしずつ変わっている。国立社会保障・人口問題研究所が昨年12月に公表した「日本の世帯数の将来推計」によると、20年にはすべての都道府県で一人暮らし世帯の割合が最も多くなり、日本全体の34.4%を占める。高齢者の一人暮らしと夫婦だけの世帯を合計した割合は、25年には全都道府県で20%を上回り、30年には全国で26.3%となる。

敦賀市の周辺である愛発、西浦、東浦でも限界集落とはいわないが、高齢化が急速に進み、あるお年寄りが「長生きは、孤独に耐えなければできない」と語っていたのが、とっても気になる言葉だ。高齢化対策に「特効薬」はない。だが、人と人、人と地域、地域と地域…と交流の輪を広げ、つながりをもう一度見直すことが大切だ。それと昨日の看護師の講演で、「ぽっくり(健康で)と生きますか、じっくと(寝たきり)で生きますか」との生活習慣病講座での問いかけは、高齢会社会と一人暮らしの世帯が多くなる中で、密接に関係している。大事な取り組みでもある。
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