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団塊の世代と観光行政
Date:2010-04-12(Mon)

昨日はほぼ一日を嶺北で過ごした。民主党の北陸信越ブロックの議員の研修のお世話で、久しぶりに一乗谷の朝倉遺跡を訪れた。福井豪雨後、見事に復活した。中世の街並み保存も桜の満開も重なり美しい。地域全体が広大な要塞群も敦賀と同様、交通の要衝、三国湊(坂井市)に続く足羽川の水運や大野盆地(大野市)に通じる美濃街道、鹿俣峠を抜け越前府中(越前市)へ続く・・・。

あいにくの雨模様に関わらず、団塊の世代を中心に観光客が多い。土日はもちろん、リタイヤ組が来るのか平日も多いとか。議員の団塊世代が多い、同じ団塊世代のボランティアガイドの名調子で、理解が進んだ。

話をがらりと変えるが、ビートルズが解散したのは、40年前の4月10日。昨秋発売された全14作品のリマスター盤CDが売り上げ250万枚を記録、購入の中心は、日本では団塊の世代。ポールは67歳、リンゴ69歳。ジョンとジョージはこの世にいない。時代の流れは速いが、団塊の世代の購買力は強い。

もうひとつ、東京の定期観光バス「はとバス」で「あの歌この歌東京ドライブ」がヒットとか。東京中心部を巡りながら、その場所にゆかりのある昭和の懐メロを引退したバスガイドが歌うという趣向だ3月19日限定で売り出したところ、電話が鳴りやまず30分で予約がいっぱいになった。一番人気は、昭和20~30年代の歌謡曲が中心のAコース、「神田川」「学生街の喫茶店」など昭和40~50年代のフォークソングや歌謡曲のBコースも多いとか。これも団塊の世代が中心とか。

JR直流化後、敦賀駅から駅前商店街から気比神宮へと歩く観光客が増えた。中心は団塊の世代のカップルやおばさん族が多い。桜の季節から新緑、花火、気比さん祭り、紅葉の秋、冬の観光…と、季節は繰り返す。団塊を世代を中心とする観光客は数は定かではないが、続いている。さびしいかな、JR直流化後の評価と今後の対応といった観光戦略に欠けるのが敦賀の観光行政だ。

舞鶴若狭自動車道開通を4年後に控え、どう対応するのか、調査は予算化されたが、まだまだ不透明だ。よくいわれるように観光産業は関連業界が多く、すそ野が広い。波及効果が大きい産業だ。地域振興のためにも、観光振興が欠かせないことは論をまたない。それには一貫した観光戦略が必要だったことは言うまでもない。

長浜の黒壁、彦根のキャッスルロードなど、繰り返し繰り返し、新しい需要を掘り起こす努力を商店街など市民が中心になって熱心に行っている。観光行政と関係あるかないかは別にして、駅前へのホテルの進出、駅前商店街の飲食店の進出、先週もショットバーができていた。民間の動きは速い。

敦賀市も交流都市として観光行政をひとつの柱に据え、予算も毎年のように計上されている。河瀬政権16年間が過ぎようとしている。「観光行政の経済波及効果」を、一度、まとめておく必要があるのではないか。

商業統計などに目立った観光行政の成果が出ていないのである。JR直流化、舞鶴若狭自動車道開通と外部環境は変化するが、市民性もあるのか、それとも場当たり的に進められてきた観光行政、これらを支える観光協会人事も私はしっくりしない。

観光行政の中心は何か、これらを支える人材の育成、事業に携わる人々だけではなく、JR直流化を盛り上げるはずであった市民の一人一人の接し方にもいろいろと企画があった。観光客をもてなす観光ボランティアの育成も長続きしない。体制整備であるはずの市役所の観光の部署がこの15年でどれほど変わったか。

第6次の総合計画の策定にむけての議会の説明会が開かれる。少子高齢化、人口減少社会でどう敦賀市の10年後の絵を描くか、観光行政も大きな課題だ。
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