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三日月政務官発言「もんじゅと新幹線は別」
Date:2010-04-14(Wed)

南越前町の町議選が無投票で終わった。夕方、山本優町議の5期目誕生の現場にいた。美浜町議選といえ、坂井市議選も一プラスで何とか選挙戦になる傾向に、今の福井県の現状を感じる。地方政治も中央の政治と同様、魅力がないのか、考えさせられる現象が続いている。坂井市は4町合併後2度目の選挙、議員定数は敦賀市と同様26まで減らしてきた。それだけに得票数も増え、町議選挙とは違う選挙戦、難しさもあり敬遠したのか。

一方、中央でも、鳩山内閣の支持率が落ちる一方である。あるテレビの調査では3割を切った。逆に不支持率は5割を超した。各種世論調査、同じような現象が続いている。

ところがここにきて、マスコミの論調に変化が出てきた。批判を続けてきた朝日、毎日が目にあまるのか、本来の応援団に変わってきた。11日の毎日新聞コラム反射鏡は「コップの水はまだ半分もある」と題して、「(前略)首相官邸裏のビル街を歩く。自民党有力政治家や関連利権団体が事務所を連ねていた一角だ。表に出せない政治資金や陳情の巣になっていた。政治記者には重要な取材ポイントだったが、今や見る影もなく閑散としている。権力の切れ目がカネの切れ目となった典型だ。

(中略)永田町の風景は明らかに変わった。権力の所在が公式化した。陳情政治が減った。政治主導が定着しつつある。」と陳情政治が変わった、書き出しに述べている。続けると、


「(中略)日米関係の過去が洗われ、政権交代しなければとても明らかにならなかった密約の数々がオープンにされた。(中略)今のところ鳩山政権がこの好機をうまく活用しているとは思えない。だが、こういう見方はできないか。」と見方を変えてきた。

最後に、「(中略)もう1点、国民の覚悟に触れたい。民主主義のルールとして政権を一回選んだからには4年ぐらいはじっくり任せるぐらいの覚悟が欲しい。政治家に覚悟を求めるのは言うまでもない。政治にはどうしても時間がかかるのだ。要は、政治にしかできないものがあり、それは国民が政治家を使ってさせるしかない。そのためには何が必要か、という設問への愚答である。乱反射しないことを祈りたい。」と、これなでにない論調で結ぶ。

先週発売の週刊朝日も見るに見かねたのか、この半年間に民主党政権ができなかったことを騒ぎ立てるのではなく、できたことに目を向けようという特集を組んだ。「事業仕分け」「公共事業の削減」「情報公開」「地域主権」などを肯定的に評価している。

健全な政治を育てるためには、その無能をけなすだけでなく、複眼的でバランスの取れた見方が必要という点については、民主党員という立場でもあるが、評価をしたい。

現場である福井県でも、高速増殖炉「もんじゅ」の運転再開を控え、国土交通省の三日月大造政務官発言は極めて常識的だった。10日、三日月政務官は、西川知事と面談、その後、福井駅部も視察した。県が地元了解を前に北陸新幹線県内延伸への配慮を求めていることについて、福井市で開催された民主党研修会の記者会見で「もんじゅと新幹線は別の問題」ときっぱり述べ、研修会でも、並行在来線並ぶ、ひげ線である越美北線など地元の覚悟を求めた。現場の司会を務めながら政務官の発言に、極めて常識という言葉に加え、地元住民を真正面に向かおうとする姿勢とも書き加えたい。

三日月政務官は、北陸新幹線の福井駅部が既に完成していることに対しても「必ずしもプラスではない」とまで指摘。地元振興は理解できるにしても、もんじゅの安全対策後の再開と、またぞろ新幹線を絡める従来通りの手法に、政治家でもあり、政務官としてきっぱりと考えを示した。

県のもんじゅを絡めた地域振興も限界があるのではないか。本来の目的に沿った決断をすべき時期でもある。エネルギー研究拠点化の連携大学など成果が見え始め現実化する中で、従来の政治手法は限界をむかえている。

首相や幹事長の政治資金をめぐる不始末、解決への出口が見えない普天間問題、高速道路の無料化を掲げながら、ふたを開ければ引き上げになる区間も生まれている政策の混迷、大衆の人気が落ちていくのも、無理からぬことかもしれないが、若手の政治家である三日月政務官、前原大臣、原口大臣と、人材は豊富な民主党政権、政治は一瞬先は闇だが、衆議院議員の任期は残り三年半、まだ長い。従来型の政治手法は、変わり始めている・・・・。
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