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虐待問題など相談業務の重要性(現場が示す実態)
Date:2010-04-20(Tue)

後援会活動で、各ご家庭を訪問して、市民の声を真正面に聞くと「民主党にはがっかりした」「なぜ、小沢はやめんのか」「普天間はどうなっているのか」と厳しいご意見があまりにも多い。マスコミに影響される面もあろうが、現在の正直な巷の声だろう。

その一方で、ある家庭で幼児虐待の話になった。先日も引きこもりとインターネットによる現代社会の特有とも言える悲惨な事件が発生した。児童虐待防止法の施行から20年。国や自治体はさまざまな対策を取ってきたが、深刻化する事態に追いつかないのが現状ではないか。

全国の乳児院や児童養護施設で、親や大人たちの虐待による入所者が急増している。身近な例として、市内三島町にある乳児院・児童養護施設「白梅学園」だ。労働団体ひとつである「ゆうあい倶楽部」の皆さんと年に一度、30年を超えて、訪問活動を続けているが、その変化をつぶさに感じることができる。

とくに、虐待による法律施行もさることながら、家庭による虐待で入所した子どもたちがあまりにも多くなっている。身体や心に深い傷を負うことも少なくないとか。

一方、市内鋳物師町にあるハートフル・スクールは市内の小・中学校に在籍する不登校の子どもたちのための教室である。人数は増えることはないが、減ることもない。それほど問題化してないとはいえ、いじめの問題も後を絶たない。

先ほどの、白梅学園の話ではないが、虐待を受けた子どもの入所が増えるに伴い、職員の負担も重くなっている。入所した子どもに対する「心のケア」は不可欠だが、現実は炊事・洗濯や学校との連携などに追われるのが現状だとか。人員不足も現実化している。

虐待には、家族関係や経済的な困窮など複雑な要因が絡む。とはいえ、一番の問題は家庭が孤立することだろう。厚生労働省の分析でも、地域社会とのかかわりが乏しく、子育て支援事業の利用もない家族の姿が浮かぶ。児童相談所における相談の専門の職員の要請も大事だ。

そのなかでも敦賀市の児童福祉部門は充実している方だ。子ども手当に関すること、児童手当の支給に関すること、乳幼児の医療費助成に関すること、子育て応援育児用品の支給に関すること、こんにちは赤ちゃん事業(生後4ヶ月までの新生児訪問)に関することなどはもちろん、幼児虐待の問題も市役所の児童家庭科、子育て支援センター、各保育園と窓口は広い。なかでも「こんにちは赤ちゃん事業」は、各家庭を看護師と保育士が訪問しながら、普段の会話の中で、引きこもりになりがちな母親を助ける事業でもある。

最近は世相が反映して、生活のため働きにでるお母さんが急増して、子どもの数は減るにも関わらず、市内保育園の入所者は増える傾向に変わりない。当然、子どもと接する時間は少なくなる。

私は、高校時代、母が作ってくれる弁当が毎日の楽しみだった。今ほど冷凍食品が豊富ではなく、おかずも全部手作りだった。なによりも、手作りの料理を食べさせることが基本だ。わが家では、子育てを終えて実感することは、子どもは親のいうことは聞かないが、親のすることはまねるということだ。箸の持ち方、食べ方まで、気がつくとまねている。

わが身を振り返っても、子どもをたたいたりしたこともあったが、気がつくと、自分のおやじの言動をまねていた。理由は定かではないが、最近は、子育ての経験や知恵が親から子へと伝承されなくなったのではないか。連続する子どもの虐待事件に、何が変わったのか、私の経験に置き換えても、なぜこのようになったのか不思議でしかたがない。

虐待した親たちは「泣きやまないのでいらだった」などと語る。その言動は未熟で、とても放っておけない。冒頭の民主党の子ども手当の迷走も、支持率低下につながっている。地方議員の私としても、もっと大事なこともあると言いたくなる。必要なところに早く十分な手当てを施す必要がある。地方は地方で、子育ての相談業務など、社会で子どもを育てる、ありていに言えば、税金で子どもを育てる時代でもある。それほど現代社会が変わってしまったと割り切ることも大事だ。
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