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消費税の呪縛
Date:2010-06-30(Wed)

とにかく惜しかった。感動や勇気を与えたことは誰もが認めるところだ。ただ、この世界も結果がすべてだ。夢や目標実現には不断の努力が欠かせない。だが、結果を伴わなければ社会的評価は得られない。サッカーW杯で2度目の決勝トーナメント進出を果たした日本代表の戦いぶりと評価は変わらない。それでも世の中は結果がすべてだと感じた。

大会直前の親善試合で勝てなかったときは、岡田監督の去就が話題になったが、1次リーグで格上相手に日本中に感動と勇気を与えてくれた岡田ジャパンへの評価は揺るがない。

人口減少、少子高齢化の時代は経験したことがない。経済が拡大し、所得も税収も上がり続けた時代と異なり、政治にも結果が求められる。マニフェスト選挙が定着しつつある中、公約違反とする視線は厳しい。

選挙の争点で消費税の議論が重たいと改めて感じた。高齢者のお宅を訪れると、まず、消費税論議になる。「ただでさえ、少ない年金暮らしで消費税アップとは、・・・」と批判が多い。県内、全国とも予断を許さない戦いが最終盤まで続く。

消費税でふたつの選挙でいずれも政権は維持したが、自民党は敗れた。連合型選挙の最初の選挙でもあり、「山が動いた」と社会党の土井たか子委員長が勝利宣言したのは1989年の参院選だった。敦賀の平和堂前で、土井たか子さんを招いて集会は、動員しなくても人が集まった。山が動くとはこの事かと思うほどだった。確か、与謝野晶子の「山が動いた」と同じような、平和堂前のよめきと拍手は今でも覚えている。集会で私が経験した最初で最後の凄さではないか。

「マドンナ旋風」と呼ばれたほど、女性の活躍が目立った選挙でもあった。当然、自民党の宇野首相は引責辞任した。

もうひとつは、戦後最悪の不況といわれた中での98年の参院選。行財政改革を柱に掲げた橋本首相だったが、期間中に所得税などの減税をめぐって、大敗、橋本さんも責任を取って辞めた。

時の政権にとって、消費税は鬼門ともいえる。「政権選択の選挙」ではないと指摘される参院選。しかし「政権審判の選挙」であることは間違いない。

過去においては、有権者の投票行動が政権与党を揺るがしてきたことからも明らかだ。中盤戦に突入し、舌戦もヒートアップしてきた。どんな審判が下されるのかが注目される。

前にも書いたが、年金は法律で制度が整い負担が増えるものの、負担と給付はある程度、予想が続く。それに反して、医療と介護の各保険は、充実すればするほど負担が増え、きちんとした財政の裏付けがない。現行の税制では破綻は見えている。

努力が結実するか、選挙戦も序盤から中盤へ。選挙も結果がすべてだ。しかし、消費税論議は、さけて通ることはできない。さければ、さけるほど、財政は厳しくなる。地方財政も同じだと思うのだが、現実は厳しい。
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