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山紫水明の敦賀のありがたさ
Date:2010-08-02(Mon)

これだけ、猛暑と寝苦しい夜が続くと、いささか嫌になる。昨日は、早朝より町内の公園清掃、夏祭りのためのやぐら組立てと午前が過ぎた。昼から災害ボランティアのフォーラムと続いた。夕方は風呂と一杯のビールに足が向く。平和な一日だ。

敦賀はいまでも、まさに夏型観光だ。フャミリーレストラン、リラ・ポートなど、どこも満員状態が続く。家族連れの車と日焼けした子供たちの賑わいと活気はいい。

高速道路の1000円効果と無料効果か、県外ナンバーも目立つ。そして夕方のラッシュと、三十数年前の混雑とは違うが、この季節、見かけの敦賀の人口は確かに増えている。データ上も7,8月の時期に集中する観光客数は、いまだに変わっていない。

これを平和とみるべきか、8月は私にとっては水不足に悩んだ幼少の頃の思い出は尽きない。昨日は、「水の日」でもあった。母親から高松空襲の話は何度も聞かされ、頭にこびりついている。まさに、鎮魂の月でもある。空襲と水とはきっても切れない話だ。

話を広げるが、温暖化で干ばつが広がり、いまも10億人以上が安全な水にありつけないという。「山紫水明」の松陵中学の校歌ではないが、自然の恵みがある一方、日本全体の食料自給率は40%にすぎない。多くの穀物や肉が外国頼みなのだ。これらを育てるには膨大な水がいる。ある本によると、日本の年間輸入量を賄うには、800億立方メートルもの水を要する計算にもなり、「世界一の水輸入国」と言われるゆえんだ。

それに、6日の広島も9日の長崎と、原爆の被害者の話でも必ず「水」が登場する。母親から聞かされた高松空襲の被災者も「水」を求めてさまよった姿を何度も聞かされた。都市空襲は破壊よりも火災を目的とした爆弾投下だったためか、そのため、やけどを負った被災者が多かったのか、やけどは急な脱水を起こすらしい。「水を下さい」との悲鳴と、水があった水路に、うめきながら倒れた人はあまりにも多かったとも聞く。

母親の話に戻すが、焼夷(しょうい)弾の雨と、爆弾の油脂が飛び散り、火だるまになった人々が水路に身を転げ込む。「水掛けてくれ」の叫び声を何度も聞いたようで、夏になると聞かされた話だ。まさに「三つ子の魂、百までも」の世界に入っている。
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